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 小児科岩本彰太郎医師が平成28年度 第38回母子保健奨励賞・毎日新聞社賞を受賞されました!

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  • 2016年12月01日掲載
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「小児科の岩本彰太郎医師が平成28年度 第38回母子保健奨励賞・毎日新聞社賞を受賞されました。」

 「母子保健というと妊婦健診や子どもの予防接種を思い浮かべる方が多いので、医療的ケアというマイノリティな部分(小さい分野)に光を当ててもらえたことはありがたい」と受賞を喜ばれていました。
 1122日に東京ガーデンパレスで表彰式があり、表彰式の前日、皇太子殿下にご接見を賜りました。活動の要約を伝えた後、皇太子殿下よりご質問があり一対一で1分半程お話しされたそうです。
 岩本医師は、平成124月当院に新設された重症心身障害児(者)施設なでしこに赴任し、重症心身障害児(者)の生活支援事業(療養介護・長期入所、短期入所、通所及び地域相談)を立ち上げ、地域の行政・福祉・保健・教育機関等と連携し、障がい児者の在宅生活基盤を構築しました。
 平成259月、岩本医師は三重大学病院内に、がんを含む難病に罹患した子どもの在宅支援を担うために「小児トータルケアセンター」を設置され、なでしこを平成136月に離れましたが、その後も助言を続け、平成277月に再赴任となり、同年10月より人工呼吸器管理を必要とする子どもを受け入れることを開始しました。開始をするまでには、スタッフに他機関で実習をしてもらったり、スタッフの身体面・精神面に気遣って準備をしたりと苦労したそうです。そして、児童指導員と対象児のご自宅を一軒一軒訪ねて意見を聴き一人一人ゆっくり受け入れをしていきました。現在の課題としては、超重症児の受け入れに制限があることや、スタッフには負担をかけてしまっている(以前より緊張感が増した)ことを挙げられました。
 今後、重症児の外出などを手助けする移動支援サービスなどに取り組んだり、人材育成をしていきたいと意欲を見せており動き始めております。その一つとして、平成281010日に「三重県南部医療的ケア地域連携会議(みえる輪ネット)」を当院で開催し、松阪市から紀宝町までの610町の障害児を支援する行政や事業所、当事者・当事者家族ら140名の方が参加しました。顔の見える関係づくりを行ったり、事例検討をしたりしました。

「なでしこを中心としてネットワークを構築していくことが目標」と語ってくれました。

写真:中央 岩本医師 ・ 左 松島院長 ・ 右 樋口施設長

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